家にたどりついたのは、午前三時だった。飲み会が一時近くに池袋であったのである。新宿まではタクシーを他の人と同乗したけど、そこからは家まで歩くことにした。
これは、タクシー代をケチるのも少しはあるけど、飲み会でいっぱい飲み食いするので、小一時間ほど歩いて、運動および、酔い覚ましをするのである。そのまままっすぐ帰宅して、玄関で酔いつぶれたことがあっただろうか。ま、そんなわけで、わが街新中野までたどりつき、そのままビデオ屋に入った。
ここで、ビデオと漫画を数冊借り、ごろごろとおうちで眠るのが私の幸せなのです。
おりしも小雨が降っていたが、まあなんとか家にたどりつくと鍵がない!午前3時、隣家の大家さんはよいっぱりな人ではあるが、さすがに家の電気は消えている。そうすると朝まで待って、大家さんに鍵を借りるしかない。どこで時間をつぶすか・・・。近くのロイヤルホストか、中野駅前の漫画喫茶。
しかし、ここのところ体がずっと痛い上、1時間も歩いて、疲労の極地。ロイホもいやだし、漫画喫茶の個室は、閉所恐怖症および、関節痛の私には辛すぎる。
ふと、近所にビジネスホテルがあるのを思い出した。(いくら私でもラブホテルに一人で泊まる度胸はないよ。)いつも傍を通るんだけど「HOTEL CRESCENT」というホテル。とりあえずそこまでとぼとぼと歩いていった。フロントに行くと、部屋が一部屋だけあるという。「ひょっとして受験シーズンだからですか?」
と聴くと、いかにもホテルマンという感じのおじさんは「そうなんですよー。それだからツインの部屋が一部屋しか開いていないんですよ。」という。はっきり言って財布にはほとんどお金が残っていなかったが、カードが入っていたので、助かった。
そんなこんなで、宿帳に住所を記入した。あまりに近所なので、家出してきたと思われると恥ずかしいので、「鍵を忘れてきちゃったんですよ。」と告白すると、笑顔で「そういう方、よくいらっしゃるんですよ。」と言われ、なんだかほっとした。
で、ルームキーを渡され、部屋に行くと、天井が高い、シンプルなシャンデリアの下がった部屋だった。はっきりいって、ビジネスホテルに全く期待していなかったので驚いた。それは、私がいつも旅行で泊まるビジネスホテルが、その街で一番安そうなホテルばかりなので、それをイメージしていたのもあるが。
しかし、家の近所で、ひとりでホテルにお泊り。最高のぜいたくである。ビデオ屋で漫画を借りておいてよかった!!漫画を爆読しながら、眠りにつく私。どうせなら、21時くらいにはチェックインしてゆっくりしたいものである。しかし無情にもチェックアウトは翌朝の10時。
朝、10時少し前に起きて、チェックアウトして大家さんのところへ直行。無事我が家に帰宅した。いつも自分が何かなくしたり忘れたりして、こういう事が起きると非常に自分を責め、後悔するのだが、今回あまりそういう気が起きなかった。ちょっと寝不足ではあったが、ホテルはきれいでいう事なかった。午前3時から午前10時まで、なんだか優雅なOLにでもなった気がした。
ただ、できれば次回はもっとゆっくりステイしてみたい。
2007年2月16日金曜日
最近の楽しみ
あんまりテレビは観ないほうなんだけど、最近すごく楽しみにしている番組がある。金曜の23時15分からテレ朝 で始まる「特命係長只野仁」。これを観て、タモリ倶楽部を観るのが、毎週の楽しみになってしまった。
週間現代で連載している柳沢みきおの漫画が原作で、こっちも大好きである。電王堂という会社に勤める、さえないサラリーマン只野仁が、実は電王堂の会長の秘密指名を受けて、社内で起きる不信な出来事を毎回解決していくのである。
で、テレビの「特命係長只野仁」は、水戸黄門に、深夜枠らしく笑えるお色気シーンたっぷりのドラマ。しかも、毎回お約束のお色気シーンがあって、おそらく水戸黄門同様、毎回同じ時間にお色気シーンがあるものと思われる。
毎回、歌舞伎町かと思われるような、おしゃれでないラブホテル、(連れ込みというべきか)サウナ、メイド喫茶を舞台に、秘密情報が交わされるのである。おかしい。
このドラマを堪能した後、タモリ倶楽部を鑑賞して、私の金曜の夜は更けていくのであった。
週間現代で連載している柳沢みきおの漫画が原作で、こっちも大好きである。電王堂という会社に勤める、さえないサラリーマン只野仁が、実は電王堂の会長の秘密指名を受けて、社内で起きる不信な出来事を毎回解決していくのである。
で、テレビの「特命係長只野仁」は、水戸黄門に、深夜枠らしく笑えるお色気シーンたっぷりのドラマ。しかも、毎回お約束のお色気シーンがあって、おそらく水戸黄門同様、毎回同じ時間にお色気シーンがあるものと思われる。
毎回、歌舞伎町かと思われるような、おしゃれでないラブホテル、(連れ込みというべきか)サウナ、メイド喫茶を舞台に、秘密情報が交わされるのである。おかしい。
このドラマを堪能した後、タモリ倶楽部を鑑賞して、私の金曜の夜は更けていくのであった。
2007年2月13日火曜日
子矢野さん登場!
家の近所の遊歩道に、矢野さんと名づけてかわいがっていた猫がいた。すごく賢くて、目つきが悪くて、態度がデカイ。まさに私の好みの王道を行っていた猫だったのである。しかも、オスだと長いこと思っていたら、ある日よく見るとどうも年とったメス猫であった。
猫のオスメスの区別を間違えたことがなかったので、「恐るべし!矢野さん!」などと思いながら、お気に入りの猫だったのである。
それが、去年の5月を境に姿を見せなくなって、どうも老衰で死んだらしい。毎日顔をみて、話しかけるのが無上の楽しみだっただけに、いまだに矢野さんのいた遊歩道を通るたびにさみしさはつのるばかり。
ところが、先週、その遊歩道から2区画くらい我が家の近くで、矢野さんにそっくりの猫のうしろ姿をみかけた。そこで、そのあたりの近所を探すといたのである。矢野さんが少し若くなったような猫が。しかも矢野さんは赤トラと白のぶち猫だったけど、まったく同じ配置の模様に少しだけ、黒い毛の箇所がある。
しかし、ガンとばすような目つきは矢野さんそのまま。娘に違いない。早速名前をつけようと考えた。ちょうどその日は山本精一とPHEWさんのアルバムを聞いていた。「♪マサオの子供は~子マサオ~♪」という曲がなんか気になっていたので「矢野の子供は~子矢野♪」である。
子矢野さんは、私が懐かしそうに話しかけるとけげんな顔をする(当たり前である)。が、ただ毎日話しかけ中。早く、矢野さんのようになついてほしい。
2007年2月3日土曜日
マリーアントワネット
今週は、なぜか映画日和。今日は誘われて、「マリーアントワネット」を銀座で観てきました。ソフィアコッポラの三作目の監督作品。ガーリー、って事で雑誌では特集をかなりしていたので、さぞ混んでいるかと思いでかけました。
場所は、有楽町マリオンなんだけど、なぜかがらがら。金曜の夜なのに・・・。下のフロアでは、「愛の流刑地」を上映中。1階からエレベータに乗ると、下のフロアで大量のおじさんたちが降りていく。そう、彼らは「愛の流刑地」を観に来たのです。ちらっと、フロアを観るとおばさんの二人組みもいるにはいました。でも大半は一人でみるおじさんが多い・・・。なんか気持ちわるかったです。濃度の濃い、純一ワールドは、おじさんファンに支えられているのでしょうか。私は同じエロでも、明るいエロが好きなので、一緒に行った友達と「下のフロア気持わるいー。」と盛り上がってしまいました。
ま、それはおいといて「マリーアントワネット」ですね。漫画やら、小説やら、随分いろんな作品になってます。でもこの映画は淡々として、軽かった。しかし、軽いのでより現実感がありました。アントワネットも生身の人間なんだなあって。悲劇の主人公として大河ロマンとして描くと、なんかウソっぽくなっちゃうんですよね。私はそういうのは苦手なのです。
この映画は、タッチは軽いのにずんと来ます。本当のアントワネットは、天真爛漫で侍女やまわりの人にとても優しい人だったと聴いたことがあるんだけど、それがこの映画からも伝わってきました。
見所がファッションやヴェルサイユ宮殿なのはもちろんだけど、他にもマリアンヌフェイスフルが、アントワネットの母である女帝役ででているのもびっくり。すごいかっぷくのいい人になってます。後、使われている曲がロックが多く、パンクニューウェーブの「I want candy」なんかも入っていて面白かったです。
場所は、有楽町マリオンなんだけど、なぜかがらがら。金曜の夜なのに・・・。下のフロアでは、「愛の流刑地」を上映中。1階からエレベータに乗ると、下のフロアで大量のおじさんたちが降りていく。そう、彼らは「愛の流刑地」を観に来たのです。ちらっと、フロアを観るとおばさんの二人組みもいるにはいました。でも大半は一人でみるおじさんが多い・・・。なんか気持ちわるかったです。濃度の濃い、純一ワールドは、おじさんファンに支えられているのでしょうか。私は同じエロでも、明るいエロが好きなので、一緒に行った友達と「下のフロア気持わるいー。」と盛り上がってしまいました。
ま、それはおいといて「マリーアントワネット」ですね。漫画やら、小説やら、随分いろんな作品になってます。でもこの映画は淡々として、軽かった。しかし、軽いのでより現実感がありました。アントワネットも生身の人間なんだなあって。悲劇の主人公として大河ロマンとして描くと、なんかウソっぽくなっちゃうんですよね。私はそういうのは苦手なのです。
この映画は、タッチは軽いのにずんと来ます。本当のアントワネットは、天真爛漫で侍女やまわりの人にとても優しい人だったと聴いたことがあるんだけど、それがこの映画からも伝わってきました。
見所がファッションやヴェルサイユ宮殿なのはもちろんだけど、他にもマリアンヌフェイスフルが、アントワネットの母である女帝役ででているのもびっくり。すごいかっぷくのいい人になってます。後、使われている曲がロックが多く、パンクニューウェーブの「I want candy」なんかも入っていて面白かったです。
2007年1月31日水曜日
ドリームガールズ
友達に試写会に誘われ、映画「ドリームガールズを」観てきました
黒人比率の高くて、しかも大好きなソウルがテーマとなれば、私のツボを押さえてます。そこで既にポイントはかなりアップ。でもそれ以上によかったです。
60年代から70年代の時代背景で、シュープリームスやロネッツや、そのほかの女性ソウルシンガーから題材を取った中に、彼女達の自立や成長がテーマになっているのがよかった。
ビヨンセが主役で力強くて素敵なんだけど、彼女に一度は敵対してそこから成長していく相手役のジェニファーハドソンの演技と歌唱力もすごかった。
女性陣が力強くて、それからソウル魂のこもった歌も観ているうちに涙。私もこんな力強い女になりたいです。辛さや苦しさやそれを克服する力を素直に表現している曲もよかった。
あとは、エディマーフィー演じるソウルシンガーがリトルリチャードそっくりな事や、彼の曲を白人の曲にパクられたシーンで、パクッた曲がベタな軽いサウンドで、金髪の人たちがサワヤカに歌っているとこなどかなり笑えました。
それにしても昔から憧れなんだけど、黒人の人が、鮮やかな色彩の衣装がよく映えるのはうらやましいです。どうして、ド紫や、辛子色やオレンジの服や、デカイゴールドのアクセサリーや車が似合うんでしょう。私は肌が黄色いから、いくら頑張っても無理でした。ファッションも堪能できる映画です。
黒人比率の高くて、しかも大好きなソウルがテーマとなれば、私のツボを押さえてます。そこで既にポイントはかなりアップ。でもそれ以上によかったです。
60年代から70年代の時代背景で、シュープリームスやロネッツや、そのほかの女性ソウルシンガーから題材を取った中に、彼女達の自立や成長がテーマになっているのがよかった。
ビヨンセが主役で力強くて素敵なんだけど、彼女に一度は敵対してそこから成長していく相手役のジェニファーハドソンの演技と歌唱力もすごかった。
女性陣が力強くて、それからソウル魂のこもった歌も観ているうちに涙。私もこんな力強い女になりたいです。辛さや苦しさやそれを克服する力を素直に表現している曲もよかった。
あとは、エディマーフィー演じるソウルシンガーがリトルリチャードそっくりな事や、彼の曲を白人の曲にパクられたシーンで、パクッた曲がベタな軽いサウンドで、金髪の人たちがサワヤカに歌っているとこなどかなり笑えました。
それにしても昔から憧れなんだけど、黒人の人が、鮮やかな色彩の衣装がよく映えるのはうらやましいです。どうして、ド紫や、辛子色やオレンジの服や、デカイゴールドのアクセサリーや車が似合うんでしょう。私は肌が黄色いから、いくら頑張っても無理でした。ファッションも堪能できる映画です。
最近のお気に入り

あいかわらず、不忍池を眺める日々が多い。
本来なら、この景色も真正面に弁天さんのお堂があるはずなのだが、改修工事のために、幕に覆われてみえない。
この写真では撮りきれるはずもないのだが、池に残っている枯れた蓮の茎が黄色で元気いっぱいなのである。この写真のように枯れた茶色でなくて、明るい。で、その下にグレーの水が漂って、渡り鳥が茎の合間をすいすい泳いでいるので、見に行くのがクセになってしまった。たしか数年前までは、この茎を何かに再利用するとかで、全部刈り取っていたけど、今では放置されたまま。
この池は、冬枯れしている時も元気いっぱいなんである。たぶん水面下に、蓮の新芽がでてきているからだろうか。ここで日向ぼっこしているときは幸せいっぱい気分です。
ひさびさのヒット
何か、自分がお気に入りになる対象というのは、いろんなパターンでもって、好きになります。
なかでも、理由もなく吸い込むように自分に入ってくるものというのは 、なんか縁でもあるのかと思ってしまうもんです。
最近は、鶴見和子さんがそうだった。この人の著作やら短歌は、すべて自分の中にしみこむように感じ、それからノートをとりながら読んでました。ただ読んで忘れたくなかったから。
1月25日から、森アーツセンターギャラリーにてなるプレイベントが開催。大型写真作品約15点の展示と短編映像を2本上映とのこと。で、昨日は六本木ヒルズにある、森アーツセンターギャラリーに、グレゴリーコルベール"animal totems"に行ってきました。映像と大型写真作品と短編映像『俳句』の上映に行ってきました。本当にすっと心にしみこんで、あっというまに私のお気に入りになりました。
動物と人間を撮っているのですが、動物というのは撮るだけでなんだかさまになる気がします。一般には可愛いとか、野生の動物だったら珍しいとか。そういうのとはまったく違うものでした。
グレゴリーコルベールの作品では、動物は人間の伴侶とか友達あるだけでなくて、先達である感じを受けるのです。動物とつきあう事は、人間がほかの人間とつきあうのと同じである。それから、今では見つけるの がむつかしいけれど、人間以上に誇りとか尊厳とか繊細さとか文化を大切に持っているとか。
よく考えればあたり前のことですが、それを思い知らしてくれる。いい作品でした。
関連としてat the Nomadic Museum"紹介サイト
なかでも、理由もなく吸い込むように自分に入ってくるものというのは 、なんか縁でもあるのかと思ってしまうもんです。
最近は、鶴見和子さんがそうだった。この人の著作やら短歌は、すべて自分の中にしみこむように感じ、それからノートをとりながら読んでました。ただ読んで忘れたくなかったから。
1月25日から、森アーツセンターギャラリーにてなるプレイベントが開催。大型写真作品約15点の展示と短編映像を2本上映とのこと。で、昨日は六本木ヒルズにある、森アーツセンターギャラリーに、グレゴリーコルベール"animal totems"に行ってきました。映像と大型写真作品と短編映像『俳句』の上映に行ってきました。本当にすっと心にしみこんで、あっというまに私のお気に入りになりました。
動物と人間を撮っているのですが、動物というのは撮るだけでなんだかさまになる気がします。一般には可愛いとか、野生の動物だったら珍しいとか。そういうのとはまったく違うものでした。
グレゴリーコルベールの作品では、動物は人間の伴侶とか友達あるだけでなくて、先達である感じを受けるのです。動物とつきあう事は、人間がほかの人間とつきあうのと同じである。それから、今では見つけるの がむつかしいけれど、人間以上に誇りとか尊厳とか繊細さとか文化を大切に持っているとか。
よく考えればあたり前のことですが、それを思い知らしてくれる。いい作品でした。
関連としてat the Nomadic Museum"紹介サイト
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