2011年8月10日水曜日

『卵』


ここ2ヶ月くらい、個展の準備がありました。自由になる時間はとにかく篭ってたんたけど。
よくラジオを聴いていて『蜂蜜』という映画 紹介に2回ほど出くわした。

面白そうなので、ずっと観に行こうと思っていて、先日の土曜やっと行かれました。
ところが『蜂蜜』の上映時間には都合がつかず、その連作である『卵』なら観られる。
『卵』→『ミルク』→『蜂蜜』というユスフという主人公の三部作なのだそう。

というわけで友人と『卵』鑑賞です。
トルコが舞台なんだけど、本当によかった。
中年の主人公が若干オトボケな人で、よく気絶したり、なんか気が弱そうだったり…。

静かな映画。
主人公の田舎の実家の中もほどよくダサくて温かい。出てくる食べ物がおいしそう。
でも、きれいすぎない、ほのぼのしすぎないところがよかった。
(それでまとまりすぎてほんわかしすぎていると、私の心の火炎放射器が出てくる。今回は出番なしだった。)

いい作品というのは、完璧でなく、汚れていたり、構成不完全な部分がないと
成り立たないんだなと思った。
その方が受けては引き込まれる

ぜひ『ミルク』と『蜂蜜』も観たいが、8月12日で終映。
早く高井戸シネマか目黒シネマあたりに来てくれないものか…。


鑑賞後、居酒屋で友達とおしゃべり、
私のは女子トークじゃなくて、心の棚卸しトークです。
女子とかカワイイの無理…。
半期に一度の棚卸し決算!!