2010年11月29日月曜日

『未来世紀ブラジル』

映画『未来世紀ブラジル』を観た、二度目です。
高校生の頃、同級生宅で深夜観た時は、半分眠っていたので、こわい映画との印象のみ。

今回は意外に、気に入ってしまいました。
暗くておもしろくて、後をひく。

監督はモンティ・パイソン の人なんですね。
そういえば昔は、モンティパイソンも、何が面白いのかさっぱり理解できず。
こういうのが理解できるお年頃になったのでしょうか。

観ながら、何度も爆笑してしまいました。
全体につくりものっぽい、虚構の感じが、満ち満ちているのがまた面白かったな。

2010年11月28日日曜日

どうしようもない猫の話

祖母宅に、18歳の猫がいる。
近所に祖母は一人暮らしをしている。

その二階の使ってない部屋に引きこもっていた猫がいる。
祖母は一日のほとんどを一階で過ごしている。
えさをやりにだけ、二階に上がっていた。

一切人に馴染まない猫だったが、動物も年老いると独りではいられなくなる。
一年くらい前からさびしくて一階に降りてきた。

たしか若い頃は美人猫だったけど、
ひたすら引きこもっていたせいか、あまりにも変わり果てていた。

その姿は痩せて餓鬼のようで、顎と前足には瘤がついて、膿と鼻汁でべたべた。
下半身が骨と皮だけで、たぶん腎臓がダメになっていて、
もう死相が半分出ているような猫になっていた

手を出すとひっかいてくるのでろくに触れない。
他人と接していないせいか
少し頭もヘンだった。

それでもだんだん馴れてきて
世界一醜いけど、なんだか可愛げもあるなあ。
などと思っていたら
突然老衰で死んでしまった。
もういつ死んでもおかしくない様子だったから、まあしょうがないなと思えるかと思ったら、
ちっとも思えない。

今までいろんなペットが死んで、自分になついているのもなついていないのもいた。
それぞれにどれも悲しかった。

でもこんなに汚くて迷惑で、モンスターみたいな猫が死ぬのが
こんなに寂しいとは思わなかった。

どうしようもないこんな猫を思いながら、献杯。

2010年11月16日火曜日

幸福度

ちょうど読んでいる本に「幸福度」という言葉が出てくる。
「あなたは幸せですか」とか「人生に満足していますか」という問いに
10点満点として何点にあたるか訊いたりしたりするらしい。

たぶん私は8点か9点つけるだろうな、と思って、自分でもちょっと意外だった。

私は愚痴が多い方だし、体調も情緒不安で浮き沈み。
育った環境は、あまりまともな人が成長する環境じゃなかった。
今も他人からうらやましがられるような生活ではない。

今現在は、やりたいと思って決めた事も日常に埋もれて、牛歩のごとく遅々としている。


だから8点か9点が付くのは、大人になって家を出て、
かろうじて自立できている事への幸福度なのかもしれない。
これからの方向性も自分で決めるから、失敗も多いけどでも満足。

それからいろいろ護ってくれるものがある、と感じられるからかもしれない。
幸福度が高いのだけは、とりあえず自慢できるな…。

2010年11月4日木曜日

つばさ




ちっとも『つばさ』な絵ではありませんが、どうしても、つばさという名前が浮かんでしまう絵。