2010年8月28日土曜日

叡智

コールセンターでバイトしてとうとう2年が過ぎました!よく耐えたなあ、と自分をほめたりして…。

電話の仕事は結構ヘコム事の連続。
私は人の話を聴くのが苦手なのです。対面式の接客であれば、表情や行動が細やかであればカバーできるので、電話の仕事もはじめは「接客は得意だから、平気平気」と思ってました。結果は全く逆。
でも今更辞める事もできず、なんとかして日々働いているのです…。
人間て「慣れる生き物」です、たくましい。

 毎日いろいろな年代のお客さんをお相手していると、自分の人づきあいに対する傾向が見え、結構面白いのです。

特に60代以上の男性に対する自分の傾向は面白い。
私にすれば、60代以上の大半の殿方は、プライドが高くて、どんな言葉が相手を傷つけるかよく知っているのです。あまりにきつくて涙する時もあり(でも最近は私もさすがに慣れました。たくましい。)



ところがこの世代の男性でも、私が大好きな人たちもいます。
包容力があって、仙人みたいに のらりくらりと話してくれる人たち。
こういう人から電話があると本当に嬉しい。
事務的なお話しをしているのに、何か叡智に触れている様な気分になってきます。

私の日常の生活でも、お目にかかる事ができます。
問診上手のお医者さん(質問がピンポイントで、問診されるだけで安心する。)
事務所の階下のRさん、酒屋の旦那さん、


ういう人たちはお目にかかると、とたんに自分が幼児の頃、何でも教えてくれた先生やお医者さんに会っている様な気になるのです。
でも別にためになる話をされるわけではなく、大抵はのらりくらりとした時候や近所の噂とか…。
ところが心が本当にほっとするのです。


でもなぜかすごい叡智に触れている気持がしてくるのです。
仙人と話しているみたいな。
子供の頃、何でも考えこんでばかりの私に、考えすぎない方がいろいろわかるって事を態度でしめしてくれたおじいさん達を思い出します。

春のない年 秋のない年

春のない年になりましたが、とうとう秋の移ろいが感じられない様になりそう。
私たちのしてきた事を紙に書いて、目の前に突きつけられている様です。


そんな状態でも、日々大事に生きていく事が、人間の務め。(回復してから、おかげさまで私は随分強くなりました)

最近目を閉じるとなぜか、ある光景が浮かぶ。



11月の里の民家で柿を干している。しんとした冷たい青い空。

暑いから、瞼に浮かぶのでしょうかね。

この原風景はどうも、富山にいたころに山里に行った記憶のよう。



叶わない事ですが、また春や秋の感じられる様になってほしいです。


晩酌したら久々に書きたいことがいろいろでてきました!

2010年8月9日月曜日

最近好きな色

好きな色、ないななどと先日書いてましたが。

どうも最近は藍色や茄子紺色、紺色を身につけるのが好きなようです。
お稽古の仕事の時、わりとちゃんとした格好をしてでかけるのですが、紺色のワンピースなどを着るのがしっくりくる…。

横から見た自分の顎や首、二の腕あたりがこの格好だと、母親にそっくりに見えるのです。
やせた人だったので、似ているはずもないんだけど。何となく母親に会える気がして。他の色のものを着ても、あまりそう感じることはありません…不思議。

もう一つは、この夏があまりにも暑いから、紺色って引き締める感じがして涼しいんです。

今日はお休みだったので、オレンジのボーダーのトップスを着てました。帽子が紺色だったな…。