2012年12月21日金曜日

絵画のちから

昨日美容院で雑誌を
めくっていた。30代女性向けの雑誌の、展覧会開催情報欄に、
なぜか池田龍雄さんの絵が、それも切手大のサイズで載っていた。

『怒りの海』というその絵は、切手大の印刷なのに、強く強く私に訴えかけた。

今開催中の「美術にぶるっ」展に出ている作品なんだけど…。
出展作品は、誰でも知っている様な、
鏑木清方岸田劉生 上村松園といった方の絵もたくさんあるけど。
なぜか、その雑誌の記事は、池田さんの『怒りの海』 だった。

それがとてもとても忘れられない。
魚頭の人間が頭を抱えている。バックには波…。
怒りが本当に伝わってきた。

池田さんの作品は、結構みているけどもっとおだやかだったり、コミカルなものの方を
よく観ていたから、より印象的だった。

ほんものは、もっと印象的だと思う。

いまさらだが、1月14日まで、「美術にぶるっ」 、竹橋の国立近代美術館でやってます。
近々みてきます。