2008年3月31日月曜日

しょうもない人

最近、デビッドリンチ漬けな私。しばらく前につげ義春のワイド版コミックス(コンビニで500円くらいで買えるやつね)を友人から借り、気に入って読んでいるうちに思ったのよ。

「私って、しょうもない人好きだなあ。」
以前友人菜穂子嬢が、北野武の映画を観にいき、彼女が「この映画、しょうもない人が満載でいいね」と言った言葉が忘れられません。

「しょうもない人」というのは、いわゆる世間では役に立たず、なんだか非生産的なことばかりしている人、あるいはなんだかささやかに不思議な行動をしている人。
私もよくしょうもないことをしています。それだけに、会社や喫茶店などでふとそういう人を目にすると妙な親近感が。

デビッドリンチやつげ義春にはしょうもない人が満載です。楽しい。

2008年3月29日土曜日

変わったなあ

会社で、隣席の二十代の男の子に「最近なんかいいことありました?」と訊かれた。

その日は天気もいいので、15分休憩に外に出た私は「天気よくてしあわせー」などと脳天気に感じていた。あとめずらしくひとりお昼で、のんびり雑誌を一時間読めたのもいたく幸せであったから、それを伝えた。
他にも毎日、体が痛くなくて調子いいとか、ごはんがおいしかったりすると、けっこう幸せ気分♪

彼はどうも最近とくに変化のない毎日を送っているらしく、なんかすごい答えを期待していたらしいので拍子ぬけしていた。
私は最近、俯瞰的に自分を眺める癖がついてしまったので、あまり嫌なことがあってもしょうがないなあなどと思うようになった。(しかし、なんだか暗い気持で一日を送ったりだとか、冗談もでない日はいっぱいありますが。)

彼の質問とずれた答えを返す私は、少し変わったんだか、あるいはいい意味で年をとったんだなと思った。そういえば、一人で歩いていると、ニコニコ(ニヤニヤ?)していることが多い。もちろん疲れきった顔の日もたくさんありますが。

連休

ひさびさに連休をとりました♪

だんだん休みというと、家族の用事やら、仕事の準備、振り込み、メール・・・。そんなことで過ぎていってしまうのです。
休みは自分のために使うつもり。どこにでかける予定もありません。
といいつつ、もう午後2時30分です。今日は遅くまで寝て、ゆっくりお風呂に入れたので、のんびりできました。

2008年3月23日日曜日

続チベット

行動するかどうかは自分で考えるとして、なんとなく気になっている人がいたら、みてください。

チベットの状況、現代史を知るために
もし何かしたいなと思っているなら

何も知らないよりは、少しは理解しているほうがいいと思うので。

グループ展のおしらせ


4月の20日(月)より26(土)まで「室外写生展」というグループ展を開くことになりましたのでお知らせいたします。

場所は神保町の文房堂と い う文具の店の4階ギャラリーにて。文房具という言葉の発祥となったお店です。三省堂書店の裏口のむかいがわのビル。まわりには古書街やいい喫茶店なども多いの で、神保町散歩のついでに立ち寄っていただけたらうれしいです。(日曜日は休廊です。)25日(金)と26日(土)はギャラリーにおりますので、どうぞよ ろしくお願いします。

いろいろな人にみてもらうのは、はじめての経験になります。本当のこと言うとあと2,3年くらい活動しているときにみなさんにみてもらいたいです。
今回は、もしお時間があったらどうぞお越しください。

2008年3月20日木曜日

ツイン・ピークス

最近固い話題ばかりなので

ツインピークスのドラマシリーズにはまっています。きっかけは、映画「ツイン・ピークス」を観てから。もうドラマシリーズを4本目を借りてきた。

たしか高校の頃にドラマは観ている。あの頃はただヘンで、おもしろいドラマだなと思っていた。ちょうど日本はバブルの頃で、あまり当時のアメリカの地方の町の閑散とした様子が理解できていなかったのもある。ちょうど2008年の日本の田舎にあてはめると妙にぴったりだったりして。

今観ると、善なるものと邪悪なものがあの北米の山合いの村でせめぎあっている、結構深い思想のあるドラマなのです。
ま、それはぬきにしてもおもしろい。結末がわかっていてもおもしろいです。もともとストーリーはあってないようなものだし。

今頃になって、昔よりしっくりくるようになったのは、私が年をとったのかそれとも、時代がそういう時代になったせいかどちらでしょう。

濫観記・映画『実録・連合赤軍』

若松孝二監督

中野ブロードウェイ3階のある店で、この映画をとっているうちから宣伝していた。なかなか録りあがるのが大変だったらしく、観るのを楽しみにしていた。

3時間と長い映画だし、中盤はリンチが凄惨で、席をいつ立とうかと思ってしまった。でも観にいってよかった。同じ連合赤軍を描いた『光の雨』というのもよかったけどそれ以上。
冒頭にこの映画が一部フィクションがあるもののほぼ事実に基づいている、というキャプションがでてくる。
重信房子とリンチで死んだ女性との友情、哀しすぎました。重信さんの心からいまだに離れないんだろう。

閉鎖的な環境にいると、人間の視野がいかに狭くなり偏るか、ということも深く考えてしまった。
後はラストのあさま山荘に警官が突入するシーンが、カメラがすごくいい撮り方をしていて、そのシーンをみて若松孝二はすごい監督なんだなーと思った。

2008年3月19日水曜日

Free TIBET!!

ここ数日、報道で取り上げられてはいますが、チベット問題・・・。
残念ながら報道は(いつもの事ではありますが)核心をついていないようです。

連綿と続くこれまでの中国の圧政について、全くテレビのニュースみても伝わってこない。

チベットでは、報道よりもずっと深刻で激しい闘いがおこなわれています。一日中なにかしていても、ずっと心から離れないです。
どうか今起きていることが少しでも無駄になりませんように。

2008年3月12日水曜日

ガロと美学校展

「ギグメンタ2008-美学校1969年の現在-展」
アートシーンのみならず、マンガ、デザイン、舞台芸術、音楽、映像、文学、出版など様々な分野に影響を与えてきた美学校の40年記念展が開かれます。(4月1日(火)~4月13日(日))

会場・アートコンプレックスセンター (JR総武線信濃町駅かメトロ丸の内線四谷三丁目、徒歩10分)


その中で「ガロと美学校展}という企画があるのでご紹介。
創刊から現在にいたるまでのマンガ雑誌ガロ、ガロの後継誌アックスの資料、原画の展示、そしてトーク・・・。
2007年に死去した元ガロ編集長、美学校出身のイラストレーター・渡辺和博の作品を中心にガロと美学校関係者の作品を展示。

対談
4月11日
【出演】みうらじゅん × 根本敬 × 泉晴紀 × 平口広美 × 久住昌之
【時間】18:30-【料金】2,000yen

4月12日
【出演】 南伸坊 × 久住昌之
【時間】19:00-【料金】2,000yen

4月13日
【出演】赤瀬川原平 × 久住昌之
【時間】18:30-【料金】2,000yen


○美学校イベント中の公演、対談、ワークショップ等の予約、前売りチケットの問い合わせなど
美学校内「ギグメンタ2008/美学校1969年の現在」実行委員会
〒101-0051東京都千代田区神田神保町2-20第2冨士ビル3F
tel 03-3262-2529
fax 03-3262-6708
mail / bigakko@tokyo.email.ne.jp

2008年3月9日日曜日

巣鴨

先週巣鴨に行ったんだが、ちょっと巣鴨はノリが疲れた。
何が疲れたのかとしばらく考えてみた。巣鴨地蔵のまわりに、健康グッズとか開運グッズの店がすごく多かった。人間の願望とか欲望がヘンな形であらわれている街の気がする。
たぶん、巣鴨が全国的に有名になっちゃったから、観光客が多くてそうなったのかもしれない。

新宿とか上野の飲食街みたいにストレートに欲望があらわれていないんだ。
同じ門前町でも、浅草とはだいぶ質がことなる。

私のおすすめ門前町は、中野の新井薬師。地元なんだけど、商店街が昔から雰囲気が変わらない。建物を建て直しても、雰囲気が壊れない街である。

2008年3月1日土曜日

都電

今日はぐうぜん都電に乗ることになった。目白から歩いていると、都電の早稲田駅に着いたため、そこから都電に乗って移動。庚申塚という巣鴨駅のそばまで乗った。

都電は住宅の間を走っているせいか、まるで他人の家の裏をのぞきみているようである。
なぜだか都電から見える住宅は廃墟が多い。あとゴミ屋敷も・・・。生活感があってほっとするなあ。

中野も北東京も住宅が密集しているのは変わらない。でも、中野より北東京のほうが緑が多い。
猫の額のような隙間にも木が植わっていて、しかも満開の梅が結構あって、風情がある。

と思ったら、空き地をデカいおしりの猫がのしのしと歩いていった。途中で大塚の駅を通る。ださくてとても生活感にあふれている。
でも最近こういう街の方が好きになってきた。
巣鴨についた。おばちゃんがみんなトッポイ顔をしている。中野にはいない顔だ。演歌が似合う。最近こういうほうがほっとする。