2006年12月29日金曜日

たんすの中の宝物

昨日も書きましたが、曽祖父のたんすがわが家にやってきました。
中は、値打ちがないけれど面白いお宝がいっぱい。

ドイツ製の小さなお人形や、(当時ベルトのバックルが男性のご進物として一般的だったのか)銀やらでんや鼈甲のバックルなど、曾祖母の帯止めもありました。戦時下の新聞が、たんすの引き出しの中に敷いてあり、これもお宝です。それから昔のキセルやクリップや、ひげそりなんかも面白い。

今朝、あらためて中をきれいにしていたら、もっと大事なものが出てきました。こちらは、戦死した、祖母の兄が上海で最後に書いた葉書。きれいな字の人で、祖母に早速電話をして、手元に渡すことに。
それから、これは息子二人が亡くなって、ショックの曽祖父のなくなる直前の遺書の下書き。読んでいて胸がつまりました。これは私がずっと持っておこうと思います。

つまり、宝物は楽しいものと、胸にせまるものと相揃って入っていたわけです。たぶんこれが骨董品屋に売りにだされたら、他人は気持ち悪いでしょうが、私には大事な宝物になりました。明日、祖母にお兄さんの葉書を持っていくのが楽しみです。
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2006年12月27日水曜日

新中野の新しいカレー屋

ナンにつけて食べるカレー料理は私の大好物。
いちばん好きなお店は、高田馬場にあるイエティというネパール料理のお店。学生のころから行っているけど、ナンもおいしいし、カレーもおいしい。ところが、ここは閉店になってしまい、残念。

もうひとつは、目黒にあるマーダルというネパール料理のお店。ここは、親友に教えてもらっておいしくてびっくりした。ここは面白いことに、誰かを連れて行くと、その人がまた誰かと食べに行って、という具合にどんどんファンが増えちゃうところ。じゅうたんの上に座って食べるスタイルがいいのかもしれない。

で、我が家の近所新中野の、青梅街道と中野通りの交差点に新しいカレー屋ができた。このお店も気になるけど、このカレー屋さんの入っているビルもひじょうに気になっていた。
総ガラス張りの建物だが、おそらく60年代くらいにできたらしく古い。おまけに、テナントはほとんど入っていなくて、一階にスキューバダイビングの店と、五階にダンスか演劇のスタジオ、地下にオフィスが入っているくらいでがらがらなのである。

そんな気になる建物の二階のフロア全部が、この「ヌール・マハル」というカレー屋さんになった。総張りのガラスにインド独特のデコレーション、目立つ!!これは行かねばなるまい!!と、早速行ってみた。ビルの入り口から、二階までの階段に、インドの女優さんのポスターが貼ってあって、だんだんインド気分になってきた。まだオープンして1週間だそうだ。

このお店、なんといっても景色が最高なのでびっくりした。二階のくせして、交差点の角に面しているから、すごく見晴らしがいい。窓際の席もたくさんあって、広いので意外にくつろげて当たりでした。
お味は、ナンは普通のナンだったけど、ゴアフィッシュカレーというのがとてもおいしかった。ココナッツベースのカレーに、白身魚が入っているんだけど、味が絶妙。

実は、お店に入るときに、こんなマニアックな建物にお店を出して、大丈夫なんだろうかとよけいな心配をしていた。けど、景色がいいのとカレーがおいしいので、こりゃ大丈夫だな、と安心したのでした。
新中野は、ちょっと静かで食事もなかなかパッとしないけど、ここはちょっと面白いです。
古い建物マニアの人もぜひ行ってみてね。