2008年8月31日日曜日

八分目で


今日で八月も終わり。まだまだ残暑は続きそうですね。

この頃、自分の体力のなさを実感。すっかり体調も回復した気でいたけど、やっぱりまだまだなのです。
友達とおでかけしたり、旅行に行っても、私だけ「電池切れ」が早いのです。

夏は私にしては、いろいろでかけた方なのです。初めてのメンバーと泊まりがけの旅行に行って、「私、体が弱くて。この後の予定は休ませて。」と言うのは結構恥ずかしかった。
なんだか病弱ぶっている気がして
でも言えなくてがまんしていると、後が非常に辛い。何度か失敗して、まわりに迷惑をかけてしまいました。

飲み会なんかも本当は好きだったはずなんだけど、今は三時間が限度みたい。それを越すと、どっと気分が悪くなります。
よって、最近は八分目で帰ることに変更。楽しいなあ、という頃合いで止めておく事に。
哀しいかな、以前の自分のペースでは動けないのです。


そういえば母や祖母は虚弱体質だったなあ、と思い出しました。少し運動できる位にはなってきたので、また体を少し鍛えようと思います。

なんでも八分目くらいに、というのがこれからの目標。

2008年8月23日土曜日

玉三郎さん

久しぶりにレンタルで映画を借りてきました。
坂東玉三郎の「天守物語」。たしか1995年くらいの作品です。

私は子供の頃、玉三郎の大ファンでした。今でも結構好きな役者さんです。
子供の頃は、ただ「きれいだなあ」という感じでした。当時女形といえば、あまりきれいな人が少なかったような気がします。わりと年配の人が多く、舞台ではきれいなのですが、写真にうつるとどうも。あと声も玉三郎さんの声はいい。
だから玉三郎さんは大好きでした。

また玉三郎さんは、最近の女形の中でもなんか別格。中性的とか、美形とかいうのと少し違うものがあります。美形なんて安っぽい言葉で表現するのが失礼な気がします。
役者であるだけでなく、衣装とか大道具とか、芝居や映画の全体もきちんと把握できる人。

子供の頃は、赤姫さんとかお姫さまを演じているのが好きでしたが、世話物の女房や年増が似合う気がします。一つには大柄で上背があるためでしょうか。

肝心の「天守物語」ですが、玉三郎が光っているだけでなく、視覚的にも美しく、何よりセリフまわしがよかった。世の中には粋をうたって、暑苦しく無粋なものが多い。こういうのが本当に粋だと思う。


劇中でかっこいいことを
「・・・涼しいねぇ・・・。」
というのがかっこよかった。
今さらですが、見直しました。・・・涼しいねぇ・・・。

2008年8月13日水曜日

池之端 十三や

上野池之端の不忍通りぞいに、つげの櫛を扱う十三やさんがあります。
ここのお店は落語の発祥の地とも言われてます。

去年お店を改装してビルになりましたが、嬉しかったのは、一階の入り口から奥まで店構えは昔のままだったこと。
ご主人は「金がないから、そのまんま使ったんだよ」なんてうそぶいてました。


昼間は店先に、作りかけの櫛を乾かしていたり。時間によって、ご主人や息子さんが作業されたり、お子さんが遊んだり、本当にいい雰囲気なのです。有名なお店なんだけど、それをちっとも鼻にかけない、さりげなさがとてもいい。

私はいつも携帯用の櫛を買っていきます。地肌にあたっても、痛くないいい櫛です。落としては買い替えて、もう3代目。
写真の左側にかんざしや根付のガラスケースがみえますが、とてもいい品ばかり。いつもご進物に使うばかりですが、私も今度は自分用に買いたい。

ニュー美浜にて


yuhuko嬢の店、ニュー美浜にてブルースライブ。この写真じゃわからないけど、こじんまりした気持いいお店です。カウンターに椅子式のお店なので、プレイヤーとお客さん超一体化。

彼らと知り合ってから、もう20年近くたちました。最初はブルースマンにあこがれてだんだんブルースが板につき、そして一体化してきました。
ブルースと共に歩んでまっせ。みんなバーボンがぴったしメンバーです。

2008年8月9日土曜日

世界は広すぎる。

研修室のデスクの上になぜか、大きいサイズのJRの全国時刻表が置かれていた。
こっそりページをめくってみた。

巻頭は、日本のどこかの土地の特集。地元の名物や観光スポットがのっている。
その次のカラーページは、日本全国のJRの駅が全てのった地図。日本中各地にこんなに駅があったのかと今更ながら驚く。

小さな活字で書かれた駅名。特にこれと言った押しもない土地の小さな駅に行ってみたくなる。
しかしなんでこんなに駅がいっぱいあるんだろう。

帰宅してテレビをつけると、オリンピックの開会式。
たくさんの国が参加している。その中でいつも小さな国が気になるんだ。きっと小さな小さな港や空港があるんだろう。
世界は広すぎる。
今日戦争が始まった国と国の人たちも参加していた。
ほんとうに世界は広すぎる。

2008年8月6日水曜日

仲町 文化財の歯医者さん



私が歯のクリーニングに通院する歯医者さん、建物が文化財なんです。
場所は上野の仲町通りのなかほど。三階建てのたてもの。

文化財になると、釘の一本も打てなくなるらしいです。写真はこのビルの入り口。
戦前のつくりらしく、ステンドグラスやガラス戸の枠が格調高い。
中に入っている歯医者さんはごく現代的な歯医者さんです。
(ちなみに階下の眼科は、中は戦前の医院といった雰囲気)
ただし、階段やお手洗いなどは昭和初期の西洋風のつくり。

屋上には木が植わっていて、空中庭園のようです。
ビルのオーナーさんが建物を大事にしていて、また中に入る店子さんもきちんとした人を選んでいます。
というわけで、歯医者さんもとてもいい歯医者さん。
普通の歯医者さんと違って、職人的な腕のたつ歯医者さんです。
衛生士さんたちもおっとりしてきれいな女の子ばかり。
毎回通院するのが楽しみです。

ちなみに仲町通りには、酒屋の堺屋さんの建物も文化財。通りの建物はほとんど味気ないビルばかりだけど、ちらほらいい建物や、骨董や指物屋、蕎麦屋などいいお店もあります。

2008年8月3日日曜日

江ノ島へ




昨日は、日帰りで江ノ島旅行へ行ってきました。

神奈川や静岡は、山や小高い丘を降りるとすぐ海があって大好きなんです。海に行ったのは3年ぶりくらい。
砂浜を歩いて、海に足だけつかったり、広い空と水平線。思わずニコニコ顔になってしまう。

良かったのが江ノ島。小さな島で、山道を上がって神社をみたり、下の海やヨットを見下ろしたり。こじんまりした島に小さな家が多く、かわいらしい島でした。

行きは、小田急で江ノ島まで。帰路は江ノ島からバスで大船まで行き、東海道線で東京に帰ってきました。
バスが山や丘の間をとことこ走っていて、景色が本当に良かった。気持いい一日でした。

純喫茶磯辺

先週、「崖の上のポニョ」が満員で観られなかった。
しかたなく、すぐ側で公開中の「純喫茶磯辺」を観にいったら、これが当たりでした。

遺産をもらって気の大きくなったオヤジが純喫茶(小さい街の隅にあるようなしょうもないやつ)を開いちゃう。
それを覚めた目で見る娘や、バイトに入ってくるワケありそうな美女(もちろん麻生久美子ね。)。わりとパターンにはまったような映画なんだけど、それがとっても面白かった。日本映画でもこんなに笑えて泣けて面白い映画があるんだなとひさしぶりに思いました。

どっちかというと、ラテン語圏の映画を観ている感じでした。また観たい映画です。