2008年5月21日水曜日

嵐のあと

今日はずっと仕事が忙しく、不忍池を見ながら作業していた。
昼までに嵐は去って、池の緑がなんともいえない。

この季節の不忍池の緑は、濃くて湿度があって、暗い曇りがよく似合う。
夕方になるにつれて、だんだん晴れてきて、夕焼けの頃には空の色と緑の色がとても美しかった。

いつものことだが、会社はいろいろ問題があって、いつものように上司がずっとぐちっていた。
が、「空がきれいー」などと脳天気に言うと、思わずみんな外の景色みてしまい、ぐちも止む。
それくらいに景色がきれいなのである。

夕暮れの空と池の緑は、フレスコ画の背景の山水画のようである。
みていると、どこか別の楽しい世界に、一瞬とんでいっている。

2008年5月16日金曜日

映画鑑賞

話題になっているので「靖国」を観に行く。
いろんな意味で興味ぶかい。劇中に出てくる、靖国刀をつくる90歳の刀匠のおじいさんがよかった
。いい意味わざとなのか、天然なのかとぼけている。

映画はいろいろ考えさせてくれた。途中のシーンで、この靖国という問題を象徴するようなシーンがあった。靖国神社の社務所に、台湾人の女性が、自分の祖父が靖国に合祀されているのを解放してほしい、抗議に行くシーン。
靖国神社の人は、女性が真剣に話しているのに逃げようとし、女性や抗議する方の通訳は怒りだす。
通訳の人は、怒っているのはわかるんだけど、ヤクザのような関西弁で、女性の抗議を訳していた。これでは真意が伝わらない。
一方社務所の人は、ヘラヘラして、逃げることばかり考えている。こういう時はどちらも冷静になれない。
熱くなりすぎずに、クールダウンしたほうがいいこともあると思う。

うちの祖母の言っていたことも思い出した。祖母の兄が戦死しているのだが、祖母は15年くらい前から靖国に行かなくなってしまった。
「お兄さんが『僕の魂は靖国にはないよ』と言ったから、もう靖国神社には行かないわ」と言ったのだ。うちの祖母がたんに足が悪いから、九段下に出かけるのが面倒くさくなって言っているのかもしれない(笑)けど。

考えさせてくれるような映像や映画もいいけれど、そればかりではなく私は純粋に娯楽として楽しめるような映画もみたい。
両方揃って感じられるような人になりたいな。

2008年5月5日月曜日

パエリア

実は私はパエリアを食べたことがありません。スペインに行っているときもなぜか食べる機会がなかったのです。他の食べ物もみんなおいしいから、特にパエリアを食べたいと思ったことがなかったのです。

会社の人からこのパエリアの素をもらったので、はじめて家で作ってみました。といっても作りかたはスペイン語で書いてあるため、イマイチわからない。料理の本なども参考にしながら作ってみた。

まあ、要はピラフと似た作り方です。
魚介類や野菜など具をいためて置く。米をいためてから、スープを注ぎ、パエリアの素(といっても、サフランを粉末にしてあるだけみたい)と塩こしょうを入れ、鍋に蓋をして米を炊く。そして炊けたら、具も入れて蒸らして出来上がり。

とっても作りかたが簡単で、味もあっさりとしていておいしかった。ただお米は、インディカ米にしたほうがおいしかったかなー。日本のお米など、ベタベタしてしまうのです。
今回もあんきも鍋に続き、出来上がり写真がなしです。

2008年5月3日土曜日

切手


新中野をお散歩していたら、ビルの6階に切手屋さんがあるのを発見。「新中野切手サロン」新中野のガストの隣のビルあたりです。道に立て看板を出していたので、行ってみました。

会議室みたいなところに切手のファイルや、古い封筒(宛名が筆で書いてあったり、昔のエアメイルで雰囲気がある)などを売っています。
昔の記念切手なども、額面どおりの値段で売っているコーナーがあるので買ってみました。(50円切手なら50円で販売しているわけです。普通に郵便でつかえる。)

一つは、一色だけの船の絵。これは、絵葉書を出すときに、葉書の絵より目立たずしゃれているかなーと購入。もうひとつは元禄の美人画。ちょっと使うのが楽しみです。

お店は、おじさん3人でビールなど飲みながら、楽しそうにやってました。ちょっと趣味の集まりという感じ。かたわらで、低学年くらいの小学生が、戦前の切手を真剣に勝手いて笑えた。オタクの道も三つ子の魂なのでしょう。