2006年12月29日金曜日

たんすの中の宝物

昨日も書きましたが、曽祖父のたんすがわが家にやってきました。
中は、値打ちがないけれど面白いお宝がいっぱい。

ドイツ製の小さなお人形や、(当時ベルトのバックルが男性のご進物として一般的だったのか)銀やらでんや鼈甲のバックルなど、曾祖母の帯止めもありました。戦時下の新聞が、たんすの引き出しの中に敷いてあり、これもお宝です。それから昔のキセルやクリップや、ひげそりなんかも面白い。

今朝、あらためて中をきれいにしていたら、もっと大事なものが出てきました。こちらは、戦死した、祖母の兄が上海で最後に書いた葉書。きれいな字の人で、祖母に早速電話をして、手元に渡すことに。
それから、これは息子二人が亡くなって、ショックの曽祖父のなくなる直前の遺書の下書き。読んでいて胸がつまりました。これは私がずっと持っておこうと思います。

つまり、宝物は楽しいものと、胸にせまるものと相揃って入っていたわけです。たぶんこれが骨董品屋に売りにだされたら、他人は気持ち悪いでしょうが、私には大事な宝物になりました。明日、祖母にお兄さんの葉書を持っていくのが楽しみです。
Posted by Picasa

2 件のコメント:

生島国宜 さんのコメント...

たんすもステキだし中身もステキですねー。
いい思い出も辛い思い出も全部ひっくるめて詰め込んであって、それが曾孫の宝物になるなんて・・・。
僕もそんな曾孫の宝物になるようなものを、ちょうどいい量だけ残したいです。

asmalt さんのコメント...

このたんす、ちょうどいい量だけなのがよかったんだね・・・。
ほんと、大量にこんなのあっても困るし。
しかも、直筆のものとか出てくると身内には結構うれしいものです。