2008年3月20日木曜日

濫観記・映画『実録・連合赤軍』

若松孝二監督

中野ブロードウェイ3階のある店で、この映画をとっているうちから宣伝していた。なかなか録りあがるのが大変だったらしく、観るのを楽しみにしていた。

3時間と長い映画だし、中盤はリンチが凄惨で、席をいつ立とうかと思ってしまった。でも観にいってよかった。同じ連合赤軍を描いた『光の雨』というのもよかったけどそれ以上。
冒頭にこの映画が一部フィクションがあるもののほぼ事実に基づいている、というキャプションがでてくる。
重信房子とリンチで死んだ女性との友情、哀しすぎました。重信さんの心からいまだに離れないんだろう。

閉鎖的な環境にいると、人間の視野がいかに狭くなり偏るか、ということも深く考えてしまった。
後はラストのあさま山荘に警官が突入するシーンが、カメラがすごくいい撮り方をしていて、そのシーンをみて若松孝二はすごい監督なんだなーと思った。

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