2008年2月3日日曜日

虹の階梯

ひさびさにネットしました。

ここのところずっと、中沢新一さんのことを学校で調べることになり、本を読んでいたのですが、どれも難しくてなかなかピンときませんでした。
「憲法9条を世界遺産に」と「アースダイバー」は面白く読み易かったけれど、中沢新一さんの思想や背景を知ろうとすると、ちょっとこれでは無理。

そんなあるとき、いくつかすすめられた中に「虹の階梯」(文春文庫)という本があり、手にとってみるととてもわかりやすいのです。
彼が修行したチベット仏教について、彼の師から教わったものを訳してあるものです。内容は、主に輪廻や生きていく上での仏教徒の生活など。
これは私にとって違和感ないので、すっと頭に入りました。ものすごくぶ厚い本なんだけど、とても易しい言葉で書いてあり、いわゆる宗教の本に感じる雰囲気が感じられない。
自然に修行をしている人による本なのだな、という感じです。

中沢新一さんは、ちょっとロマンチストすぎてとっつきにくい感じでしたが、この本を読むと不思議と他の本も少し頭に入るようになりました。
ものすごく長いスパンで、世界をみつめている人のようです。

0 件のコメント: