2009年10月18日日曜日

『愛人日記』(La Note bleue)

大好きな映画。アンジェイ・ズラウスキー監督、1991年製作。邦画タイトルは『ソフィーマルソーの愛人日記』(監督のパートナーがマルソー)、とゆうまぬけな名前がついてます。

ショパンとジョルジュサンドとサンドの娘が主な登場人物。フランスのノアンにあるサンドの館が舞台で、様々なお客人が滞在しているサロンのような館。
なぜか突拍子もなく、パーンやバッカスみたいなものが出てきたり、白や赤の裂をかぶった土地の妖精みたいのが出てきて、ワケわからず最高。
何年かのできごとを圧縮した作品なのに、ちっとも無理がない。

最後のシーンがまた好き。ショパンやサンドなど登場人物が突然、配役から演じ手に戻り、登場人物の行く末を語って暗闇に消えていく。栄枯盛衰。盛者必衰。なんとも無常を感じるシーンです。

私はこの映画が観れば観るほど好きになって、いろいろネットで評価を検索したんだけど…。あまちいい評価はなし。
脈絡がなくて、自由でいい映画なのにー!

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