2010年2月13日土曜日

医学と芸術展

医学と芸術展を森美術館に観に行ってきました。

森美術館は22時迄営業していたり、面白い展示をしたり、無国籍であったりの長所と、ちと理解しかねる点と両方あるのですが、結局よく行く美術館の一つです。要はうまいことやっている美術館なんだと思う。

医学なので、人間の死生観に関するものあり、人体のつくりに関するものあり。大好きなテーマなのでいろいろ眺める。

先日オヤジ雑誌で見た松井冬子さん(すごい美女)の絵もありました。なんと私と同い年!華やかな存在ですね。

私が気になったのは、大きな水墨画のような作品。実は、グレーの紙やすりを貼ったボードに頭蓋骨一個を全てすりつぶされるまでこすったもの。
はじめは、白っぽい色を塗り重ねた、なんだか存在感のある作品だなと思ってましたが、人骨 が材料、やはりどきっとします。
 人は死ねば、体は灰になるという事を感じます。こういう作品にはうんと弱い私。
  
メメントモリ、死をおもえ。
昔は死ばっかり思っていましたが、最近は死と生と両立して思うようになりました。生についてうんと思っている中で、死も同等に感じる事がいいのかな。
歳を重ねると人間は、ずぶとくたくましくなります。いろいろ感じさせてくれたいい展示でした。

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