2011年3月6日日曜日

本を読むこと

①:会社に磯崎新の本を持ってきている人がいて、なんとなく建築好きなので貸してもらう。
『建築における「日本的なもの」』

日本的なもの、というところも魅かれた理由。過去の日本建築などについての言及などに興味を覚え。
ところが、なんとなく知っているだけでは読めない、この本。
私はといえば、うちの古臭い会社なんかで、磯崎新さんの本が置いてあることにグッときて借りただけです。恥。

この本に出てくる、ブルーノタウトや桂離宮について、磯崎さんの意識について、軽くだけでも調べる。調べたら、本の内容が少しだけ理解できた。
こういう本の読み方したのは久しぶりでした。

おかげで製作とは、概念や意識、それに向かう姿勢というものが必須だと、
改めて意識させられました。


②:友人N嬢からすすめられた『悪人』を読む。

テンポがあるから、結構一気読み。
読後に、登場人物の意識だとか性格などについて、数日考えてみる。
結構新鮮でした。

私は新刊の本とかを手に取るのがどうも億劫で。
たまに新しいものを読みたいと思っても、どれを読んでいいか本屋でいつも呆然としてしまう。

自分で選ぶ本はたいてい、想像力を使う、ラクに意識が自由になりそうなものとか、経年した作品が多い。
全く違う本を読むのは、 突然に意識が切り替わる。
ちょっと面白い経験です。

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