2007年1月31日水曜日

ひさびさのヒット

何か、自分がお気に入りになる対象というのは、いろんなパターンでもって、好きになります。
なかでも、理由もなく吸い込むように自分に入ってくるものというのは 、なんか縁でもあるのかと思ってしまうもんです。
最近は、鶴見和子さんがそうだった。この人の著作やら短歌は、すべて自分の中にしみこむように感じ、それからノートをとりながら読んでました。ただ読んで忘れたくなかったから。

1月25日から、森アーツセンターギャラリーにてなるプレイベントが開催。大型写真作品約15点の展示と短編映像を2本上映とのこと。で、昨日は六本木ヒルズにある、森アーツセンターギャラリーに、グレゴリーコルベール"animal totems"に行ってきました。映像と大型写真作品と短編映像『俳句』の上映に行ってきました。本当にすっと心にしみこんで、あっというまに私のお気に入りになりました。


動物と人間を撮っているのですが、動物というのは撮るだけでなんだかさまになる気がします。一般には可愛いとか、野生の動物だったら珍しいとか。そういうのとはまったく違うものでした。

グレゴリーコルベールの作品では、動物は人間の伴侶とか友達あるだけでなくて、先達である感じを受けるのです。動物とつきあう事は、人間がほかの人間とつきあうのと同じである。それから、今では見つけるの がむつかしいけれど、人間以上に誇りとか尊厳とか繊細さとか文化を大切に持っているとか。
よく考えればあたり前のことですが、それを思い知らしてくれる。いい作品でした。

関連としてat the Nomadic Museum"紹介サイト

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