2007年3月9日金曜日

おこしもの

ちょうど、2月の末に名古屋に行ったので、お雛様のお菓子がありました。これはおこしものと言って、お米の粉でつくる、おもちがいくぶんあっさりしたようなものです。
自分の家で作るところも多いと思いますけど、うちでは、作る事はなく、近所においしいお餅屋さんがあるのでそこから買ってきます。これを焼いて、砂糖じょうゆをつけて食べるのです。味はというと、「素朴」という言葉がぴったりです。

私が小さい頃は、東京まで宅急便でおばが送ってくれていました。その頃は、もっと色もカラフルで、車とかロボットなんかもあったけど、これはおひなさまや鯛やお花の形がかわいい。なんだかこれを食べると「春だなー!」という気がします。

ちょうど、尾張に住んでいる親戚のおばさんが、家で作った、特大の菱餅を持ってきてくれました。こちらは、本当のお餅に食紅などで赤、黄、緑の色がうっすら付けてあります。

私は名古屋で育ったわけではないんだけど、母と一緒に年に2回は必ず帰っていたので、大きくなって一人になっても、しょっちゅう遊びに行かないと気がすまないのです。友達がいるわけでもないんだけど、私が一番ほっとできるところです。

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